大腸包小腸(ダーチァンバオシャオチァン)
台湾がお好きな方、お住まいの方であれば、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
これは、名前の通り以前紹介したことがある香腸(台湾式ソーセージ)を糯米腸(もち米が詰まった太めのソーセージ)に挟むという料理になります。名前を見ると、どんな恐ろしい料理なのかドキドキしますが、もち米と台湾ソーセージを美味しい具材と一緒に食べるオニギリのようなもの!という感覚ですね。
住宅地や街中では、昔ながらこれ一本でやってこられたであろうおじいさんが、屋台を引く姿をよく目にします。
こちらは華山公園のところで出会った屋台。
サブメニューもいろいろありますが、メインは台湾ソーセージの屋台です。
上に吊るしてある左側が台湾ソーセージ、右の白いものが糯米腸。
こちらをローストして、出来上がった糯米腸に切り込みを入れ、そこに特製のニンニク風味の醤油ソースを塗り、酸っぱいお漬け物を入れ、場合によってはピーナッツ粉やきゅうりを入れた上にソーセージを乗せて完成!!!
手のひらに収まるくらいのサイズ感ですが、どしっと重みがありアツアツ!
台湾ソーセージは皮が硬めで甘みが強いのが特徴ですが、糯米腸も皮は比較的硬めです。ソースが染みたお米はもちもちしていてお漬け物と甘めのソーセージととても合うのですよね。昔ながらの屋台のソースはニンニク風味が多いのか、それなりに匂いも残るので注意が必要です。
また、士林夜市など観光地の屋台は、また少し変わっていてソースの種類が豊富!それもまた楽しくて大好きです。
こちらは台中、逢甲夜市にある人気の屋台。台中に行くたびに必ず買うほどお気に入りです。
ここでは、下記のメニューで好みの味付けを選べます。
・オリジナル→ピーナッツ粉、大根の漬物、酸っぱい漬け物、きゅうり・ピリ辛→唐辛子ソース、大根の漬物、酸っぱい漬け物、きゅうり・中辛大辛→ 唐辛子、大根の漬物、酸っぱい漬け物、きゅうり・黒胡椒→玉ねぎ、大根の漬物、酸っぱい漬け物、きゅうり・わさび→わさびソース、大根の漬物、酸っぱい漬け物、きゅうり・ニンニク→ニンニク生みじん切り、大根の漬物、酸っぱい漬け物、きゅうり
わたしのおすすめはピリ辛とわさびです。ピリ辛にすることで美味しさが増す気がするタイプのため、台湾式ソーセージにももちろん辛味は合います!
また台湾のわさび味の食べ物が好きなので、ツーンとする辛みがお好きな方はこちらもとてもおすすめ!
ただし、大腸包小腸の注意点としては・米や具材がポロポロ溢れるので手が汚れる・ニンニク臭くなる可能性大・ニンニク味を選ぶとさらに生ニンニクのみじん切りがたくさん入るので覚悟が必要・油っぽく、もち米料理で重たいので、体調不良や胃腸不良の方、妊娠中の方は胃もたれを起こす可能性大
上記が挙げられると考えます。
台灣小吃の中では味も濃いめで胃への負担も重めの一品なので、満足感もあり美味しさも最高ですが、ぜひ、体調の良いタイミングで食べることをおすすめします!
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