仕事などで特定の動作を繰り返す人、楽器を弾く人、家事育児で手を酷使する人…
生活している上で、さまざまな状況により人は腱鞘炎になることがありますよね。
普段腱鞘炎とは縁がなくても、なる可能性が一気に上がる時があります。それは赤ちゃんが産まれたとき。
小さい赤ちゃんですが、3キロからものすごいスピードで一気に成長していきます。
その重さの身体を1日に何回も抱き上げ、下ろし、普段使ってくることのなかった手首を酷使することとなります。よって、多くのお母さんが手首の腱鞘炎で悩むのですよね。
私も、以前子育てにより右手首の腱鞘炎になりました。
サポーターを購入して使っていましたが、なかなか良くならず、気休め程度。
街中で、おばさま方から「サポーターしてるけど媽媽手(台湾の育児による腱鞘炎の呼ばれ方)なの?ひどいなら手術だね!」「媽媽手は手術しないと治らないよ!うちの娘もしたよ!」とよく話し掛けてもらうことがありました。
湿布を貼っても痒くなり皮膚が荒れるし、サポーターも蒸れるし、どうしたら良いのか悩んでいましたが、一度病院に行くことに。
台湾では、中醫と呼ばれる漢方治療をメインとした病院がとても人気です。
夫の勧めもあり、私の腱鞘炎も中醫で診てもらうことにしました。
レントゲンはなく、問診と触診!
触るだけでいろんなことがわかる先生には本当にびっくり感動します。
また、私の場合はとりあえず通常治療として冷やす→貼り薬にて様子を見ることになりました。
まずは一定時間冷やしてもらいます。
その間に看護師さんが何やら準備中。
覗いてみると、なんだか泥のような恐ろしいものを練り練りしていました。
見た目はとっても怖いのですが、こちらは中醫ではメジャーである漢方から作られた貼り薬に使う薬なのです!!!
これを湿布に塗り込み、病院の手作り湿布が完成!
見た目も香りもなかなか強烈ですが、みんな患者さんはこれを貼ってほしくて通うわけですね。
この湿布は、4時間や6時間と貼る時間が決められており、そのため先に入浴を済ませてから病院に来る人がとても多いです。
私も腱鞘炎の右手に貼ってもらい、酷使している手をできるだけ固めるように、包帯でぐるぐる巻きにしていただきました。
かなり大ごとのような見た目になりましたが、1回目の治療終了です。
手術も必要なのかなと思ったほどの慢性的な手首の痛みでしたが、この湿布を貼ってから一気に状況は好転!
たしか、2回ほど貼り薬治療に通うだけで私の場合はすっかり手の痛みが収まり、その後はなるべく酷使しないように過ごすことに専念できるようになりました。
漢方の貼り薬、恐るべしです!!!
子どもが捻挫した時、筋が外れて激痛だった時なども同じく中醫にて触診+手での調整+貼り薬にて治療してもらい、一回ですぐに良くなりました。
市販の湿布を買って使う状況であれば、ぜひ台湾の中醫にて診てもらうことをおすすめしたいと思います。
以上、漢方貼り薬で治療した話でした。