みなさまは、このようなリングに通されている白いお花を見たことがありますか?
写真は中山地下街で出会った展示物ですが、少し黒く変色してしまっていますね。実際は真っ白です。
名前は「玉蘭花」(ユーランファ)モクレン科の植物で、まだ花が開く前のこの状態で摘み、ワイヤーやリングに通されて、手販売されるのがメジャー。
台湾の街中を歩いていたり車を運転していたら出会えるのですが、場所が確定でないのがまた特別感があり魅力なんですよね。
なんとも言えない濃厚な甘い香りが特徴です。
玉蘭花は、よくお寺や廟などで、お供え物を置くテーブルのお皿に盛られています。よって、大きなお寺や廟の前〜最寄駅付近で販売されていることが多いです。
もしかしたら、有名な行天宮に行かれた方は、駅からの道で見かけられたことがあるかもしれません。
また、車に乗っていて赤信号で停車していると、おじいさんおばあさんが窓を叩いてきて玉蘭花リングを見せてくることがあります。欲しい人は窓を開けてお金を渡してお花を受け取ります。
タクシーの運転手さんは頻繁に購入されている印象で、車のミラーにかけて芳香剤として使用されています。
生花で、2日間ほどはふんわり香りが漂うので、車内やお家の中に飾って芳香剤代わりにしたり。香水代わりにバッグにつけて持ち歩く場合もあります。すれ違うとふんわり香る、自然の香水ですね。
我が家の最寄駅では、毎日夕方4時からおばあさんが販売されています。
この方は決まってこの時間に駅前にいらっしゃるので、日頃から愛用されている方は欲しい時に買えて助かりますよね。
出会える場所は、行天宮から駅の間の道、また西門町などの人が多い場所の出口付近、通行人が多い交差点など。
値段は20元前後ですが、値上がりしているとの話もあり、まずは値段を聞いてみてくださいね。
他にもいろんな商売がありますが、この玉蘭花も台湾独特の商売で、生活のために販売されています。それを理解して定期的に敢えて購入されている方もいます。
台湾の日常的な風景、また独特な使用方法ということで取り上げさせたいただきました。
もしご興味ある方は、実際に手に取って香りを楽しんでみてくださいね!
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