昔ながらのおかず屋さん「自助餐」で自分だけのプレートを作ろう!その値段の決め方とは?
日本と台湾では食文化の違いが多々あり、とても興味深くおもしろいですよね。
日々の夜ご飯作りはとても大変なので、共働きが多い家庭では、仕事帰りにおかずを買って帰れたら嬉しいですしとても助かります。
自分を助ける食事。「自助餐」。
ビュッフェという意味ですが、ホテルや高級店のビュッフェだけでなく、街中にたくさん存在する昔ながらのおかず屋さんもこの名前で呼ばれます。
名前の通り、家事を減らして楽をしよう!というような意味合いもあるのかもしれません。
自助餐の大まかな仕組みは以下の通りです。
・店内で自分で盛り付けて食べる方法と、紙パックに詰めて持ち帰る方法がある。
・店内用、持ち帰り用と各自必要なお皿、紙パックをおぼんにのせて列に並ぶ。
・欲しいおかずやメインの肉、魚などを好きなように盛り付ける。
・店内で食べる場合はレジで店員さんにおかずを見てもらい支払いし、白米、スープを好きに盛り付けていただく。
・持ち帰り用の場合はレジで店員さんにおかずを見てもらい、白米がいるかどうか聞かれるので答える。合計金額を支払いし、無料のスープが必要なら袋に自分で入れて持ち帰る。
店内で食べる一例としてはこんな感じ。
店内飲食の場合はご飯、スープは無料で食べ放題。
おかずはトマトと卵の炒め物、油多めのナスの炒め物、豚肉の黒胡椒炒め、細たけのこの台湾風煮物と言った私の大好物たちです。
店内の場合はこのように定食風のプレートを作るイメージですね。
また、持ち帰りは自分用だけでなく家族全員分のおかずを持ち帰るイメージで、好きなおかずを紙パックに詰めていきます。
自宅でご飯だけ炊いてこちらをおかずにしたら品数も多く野菜も摂れる豪華な夜ご飯に!!!!
もちろん白米も袋詰めにされているため個数単位で購入できます!
残念ながら、日本人が欲する生野菜は存在しません。
キャベツもきゅうりもトマトも全て火が通っているので、油がしんどいと感じることも多々あります。
それでも、他の屋台とは違い自分で食べたいものを選べるだめ、野菜不足や栄養不足に悩む方にはぴったりの方法だと感じます。
また、自助餐の大きなびっくりポイントが、値段の決め方。
レジの店員さんに見せると言いましたが、店員さんが目視で値段をその場で決めるという衝撃の方法!!!!!
よって、店員さんのその時の気分と、盛り付け方、選んだおかずの数などいろんなポイントが絡んで決定するのです。
有名な話では、同じおかずを同じ量入れた二つのお皿があるのですが、盛り付け方やおかずの位置によって見た目のボリュームが異なってしまい値段が15元も違ってしまったということ。
目の錯覚なので、こちらを学んで安く見える方法を探るのも一つの案かもしれませんね。
逆にボリュームが出て見えるおかずばかりであれば値段が跳ね上がる可能性があります。
このように、クレームが多発するのが目に見えるような値付け方法なのですが、台湾のみなさんはこちらのリスクも理解しているので、お店選びには慎重です。
何を食べようか、どう盛り付けようかなど試行錯誤しながら選ぶ時間も楽しみの一つ!
たくさんの台湾の家庭料理を一気に拝むことができるのも楽しいポイントなので、観光でもぜひ多くの方に訪れて欲しいスポットであります。