台湾恐怖の吸血虫「小黑蚊」の恐ろしい体験談と対策や対処法
虫刺されはいくら予防したとしても生きていく上で避けては通れないものだと思います。
台湾は比較的温暖な気候のため、一年中蚊がいます。
冬の方が刺されることが多いことも!
また、自宅内に入ってくる蚊の種類も毎回異なるので、多くの種類が混在しているのだなと感じます。
その中でも、台湾に移住してから衝撃を受けたのが「小黑蚊(シャオヘイウェン)」と呼ばれるかなり小さい吸血虫。
サイズ的には黒胡麻に似ていて、1.5ミリほど。
動いている間はほぼ目に留まらない小ささのため、気づくことが困難です。
小黑蚊は緑の多い場所を好み、台北で特に有名な場所は圓山花博、北投圖書館周辺、故宮博物院、士林官邸、大安森林公園、台北動物園など。観光地が多いですよね。
もちろん街中にある公園や、小学校などにも多数存在します。一気に大量の数で襲ってくるのも特徴です。
筆者が初めて認識したのは、大安森林公園でピクニックをしていた時のこと。
ひどい痒みに襲われて、いつもの蚊だと思い、パッチシールを貼りました。
しかしその痒い場所が信じられないスピードで増えていき、シールでは対応できないほどに。
蚊を探しますが、見つかりません。
ただ、周辺に黒い粒が飛び交っていて、その粒が手に止まっているのが見えました。
反射的に払い除けたら、そこがみるみるうちに痒くなり、疑問に思いながらも犯人はコイツだ!!!!!と気付きます。
辛すぎるためすぐに退散し、帰宅して真っ先に石鹸で洗いシャワーで流したのですが、恐ろしい数を刺されていました。
またその痒みが感じたことのないほどのレベル。
その日の夜には直径10センチほどに腫れ上がり、身体中コブだらけの痒みと激痛で眠れないほどに。
自宅にある日本の虫刺され薬は全く効きませんでした。
痒みと痛みで眠れず泣きながら朝を迎え、病院に行きたかったのですが仕事のため家族に勧められた白花油をコンビニですぐに購入しました。
※白花油については一つ前の記事に詳細あり
基本的に病院に行くことが推薦され、市販のものでは白花油しか痒み止めの効果が感じられないほどです。
白花油には皮膚を麻痺させる効果があるため、スーッと効いている間だけは涙が止まる瞬間でした。
効果が弱まるとひたすら塗り足して塗り足して数日を過ごしました。
蚊のような腫れ→10センチほどに腫れ上がり痛みを伴う→腫れが引くと水膨れになる→真っ赤な痕ができる→痕が残る
このような流れになり、かなり辛い数週間を過ごしました。
筆者の場合は耐性の無い日本人が初めて刺されたこと。また箇所も多かったことからひどく反応が出たのだと思われます。
本当に本当に辛く、外に出るのが怖くなったほどでした。
それからいくら露出を控えても、公園に行けば手の甲や指に止まっていたりと、本当に隙を狙ってきます。
日本の虫除けスプレーや薬が効かないというその事実も衝撃でした。
最近でも、小学校の前で立ち止まる1分ほどの間に、少しだけ肌が出ていた右足首付近を5箇所以上刺されてしまいました。
しかし、耐性がついてきたようで、ひどい痒みの後、翌日は10センチほど腫れましたが痛みは耐えられる程度でしたし、水ぶくれにはならずすぐ赤い痕に変わるようになりました。
それでも辛いですが、第一回目に比べれば耐性がついたおかげで楽になりましたし、白花油である程度は乗り越えられるという安心感もあります。
とにかく肌を出さないこと。
また台湾で専用の虫除けを購入し指一本一本まで使用すること。
緑の多い場所には行かないこと。
そして刺されたらすぐに石鹸で洗い流して効果のある薬を塗るか病院に行くこと。
冷やすこと。
絶対に患部を掻かないこと。(確実に水膨れになります)
小黑蚊だけでなく、台湾の蚊は痕が必ず残るほど強烈です。
一年中、吸血虫の対策はしっかり行っていきましょう。