日本にはたくさんの歴史的建造物があり、大切に保存されたり観光地として公開されみんなに愛されていますよね。
わたし自身も日本のお城や昔ながらの寺院が大好きで、観光といえば歴史的建造物という考えです。
しかし、台北にはそのような歴史的なものの観光地が少ないと気づきました。
そんな中、今でも残っていて気軽に見られるものがあります。
それは、台北府時代のお城の周りにあった門!!
1882年から建設が始まった台北府城。
1884年に竣工。
いまの総統府がある位置がちょうど中心となっており、それを囲むようにやや長方形の塀と門が作られました。
こちらは西門町にある表示板なのですが、写真の通り、
東門(景福門)、南門(麗正門)、小南門(重熙門)、北門(承恩門)
とこちらの4つがいまも存在しています。
西門は無くなってしまっていますが、跡地に小さなモニュメントが作られているので、こちらもぜひ訪れていただきたい場所となっています。
一番見かけやすいのが北門(承恩門)ではないでしょうか。
台北駅のすぐそばにあるのですが、現在北門駅もできていますし、迪化街へ行く際に北門駅を利用される方はご覧になったことがあるかもしれませんね。
北門は清代の台北府城の状態を残しており、五大城門の中で唯一閩南式建築の門とされています。
また台湾の新式城門の代表作で、台北に残る貴重な歴史的建造物。
門の基礎には台北大直の山から持ってきた非常に強い木材を使用しています。
他の門と違い、北門は歩行者専用道路の中にできているので歩行者が気軽に近づくことができます。
何気ない生活の中で、この門で待ち合わせたり、門の周りでドリンクを飲みながらおしゃべりしたりといつも人が集まっているイメージですね。
一緒に写真を撮るなら北門です!!!
また、小南門も行きやすく写真が撮りやすい!
小南門駅2番出口から直進すると見えてきますし、門の隣に横断歩道があるので間近でじっくりとみることができます。
すぐ隣にはカルフール桂林店があるのでそちらでお買い物するついでにぜひ小南門もチェックしてみていただきたいです。
東門と南門は中正紀念堂の周りにあり、少し不便な場所+車道の真ん中にあるのですが、中正紀念堂に行かれたならぜひこの二つの門も訪れてみていただきたいです。
北門以外の3つは同じデザインの門になりますが、民國55年(1966年)に改築された形。
現状とても綺麗で発色も良いのですが、これからどんどん大切に保存され、歴史的建造物として後世に残っていくことでしょう。
北門や西門のあたりには台北府城についてのモニュメントが多くありますし、小南門駅の通路には小規模ですが写真展も開かれているので、併せて注目ですね。
中正紀念堂まわり。また北門から小南門までのお散歩として、門巡りはいかがでしょうか。
ただ、これからの季節は暑くなるので熱中症対策にはお気をつけくださいね!!!!