豬血糕を初めて知ったのは、台湾人の夫と出会った頃に初めて台湾の火鍋店に行った日のことでした。

「豚の血と鴨の血食べる？」

恐怖のあまり食欲が一気に失せたのを思い出します。

夫は大好物なので、どちらもオーダーし私にも食べさせようとしてくれました。
しかし、鴨の血は完全に血の塊で見た目からキツいですし、豬血糕も恐ろしい色をしていて、餅米の断面すら怖くて食べられず。

みなさんも、同じ経験はありますか？

ただ、食べてみたら意外と味がない！！
味がなくクセがないので、それがプラスに働き食べられるようになった方も多いのではないでしょうか。

豬血糕は、焼いても蒸しても揚げてもお鍋にしても美味しく食べられますし、ボリュームが出るのでこちらではかなり愛されている具材の一つです。
スーパーでもパウチのものが買えるので、屋台だけでなく自宅で食べる方も多いですね。

いろんな調理法ができる豬血糕ですが、今回は屋台グルメで人気の花生豬血糕についてご紹介しますね！

花生豬血糕とは、蒸した豬血糕にソースを塗って、パクチーとピーナッツ粉を外側につけて完成する台湾グルメ。

1センチ未満の厚さで、細長く、竹串に刺してあるのがよく見かけるタイプですね。

自宅で作る場合は下記の通り

✓豬血糕を切る(1センチの厚さがおすすめ)
✓電鍋で10分蒸す
✓豬血糕が柔らかくなったら、ソースを塗る
✓大きなお皿にピーナッツ粉とパクチーを入れる
✓ソースを塗った豬血糕をお皿の中のピーナッツ粉に押し付けるようにする

ソースですが、
醬油膏(トロトロ醤油)大さじ１
砂糖大さじ１
沙茶醬大さじ１
辣椒ソース好みで

またはお好みのとろみがかったソースを使用すればOKです！
醤油風味がやはり合うかと思います。

もちもちに蒸された豬血糕とソース、また外側のピーナッツ粉はバラバラの食感なのですが、それがまたよく合うので不思議です。
私はパクチーが苦手なのですが、この料理のパクチーは臭いが消えるので美味しく食べられます。(ピーナッツ粉と混ぜるだけで匂いが消える謎)

ビヨーンとしっかり長めなので、一本食べるとお腹がいっぱいになるはず。

豬血糕はもち米と豚の血でできた食べ物なので、豚の血の栄養がダイレクトに詰まっています。
鴨や豚の血は人間の体の中の毒を流してくれると言われているので、健康的な食材であります。

しかし、餅米のためカロリーは高め！食べすぎには要注意ですね。

ソースによって味が変わるので、日本人好みのソースをつければ日本人向きな味に！
ただ、夜市のピーナッツ豬血糕もとても美味しいので、ぜひチャレンジしていただけたら嬉しいです。