台湾版回転焼き「車輪餅(ツゥァールンビン)」はあんこだけじゃない!
本日2022年4月8日は、大変盛り上がった連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)の放送最終日でしたね。
今年に入り、朝ドラ内で二代目主人公夫婦が作っていた大判焼き。その放送時に日本中で大判焼きの呼び方について議論が飛び交いました。
回転焼き、今川焼き、御座候、おやき、太鼓焼き、二重焼き、あじまん…本当に各地域によって異なるので、定期的に盛り上がる問題です。
その回転焼きが、台湾にも古くからあるのはご存知でしょうか。
台湾でも、車輪餅(ツゥァールンビン)や紅豆餅(ホンドウビン)などと何種類かの呼び名があります。
見た目や作り方は日本の回転焼きと同じで、道端の屋台販売が主流となっています。
また、都会は物価も高いですが、少し離れると一個12元(50元しないくらい)程度で買えるため、小腹が空いた時、子どものおやつ、もちろん一食分の食事としても愛されています。
ただ、台湾の車輪餅は、日本よりも選べる中身の具材の種類が多い!
大体の屋台で、上記写真の緑文字右から
・あんこ
・切り干し大根(または大根の漬物)
・ピーナッツ
・カスタードクリーム(薄め)
・黒ごま
・あんこ+カスタードクリームのダブル
・タロイモ
このくらいのメニューがあります。
こちらはあんこ+カスタードクリームの二つが入ったダブル!
ずっしりどっしり感が伝わると思います。
こちらは黒ごま。
甘さ控えめですが、たっぷりの黒ゴマが濃厚で本当においしいです。アツアツだとトロトロと溢れ出てくることも。
また、イチオシなのが、ただ一つおかず系となっている、菜脯(ツァイプー)切り干し大根です。
一番奥の列に並んでいる、お漬物のような味付けの切り干し大根とその他簡単な野菜が一緒に炒められて入っているものですが、お店によって味や調理法が異なるメニュー第一位なので、初めて食べる屋台では毎回どんな味かドキドキワクワクです。
安くておいしい台湾の車輪餅。
定番のあんこも美味しいですが、できれば台湾感の強い黒ゴマ、タロイモ、そして切り干し大根あたりをぜひ多くの方に楽しんでいただきたいと思います。