【料理・グルメ】台湾のレシピノート 第25回:家庭で作る菜脯蛋(ツァイプータン)
台湾料理は、その多様性と独特の風味で多くの人々を魅了してきました。今回ご紹介するのは、台湾の家庭料理の中でも特に人気のある「菜脯蛋(ツァイプータン)」です。この料理は、切干大根と卵を主成分としたシンプルながらも風味豊かな一品。台湾の家庭ではお弁当にもよく入れられる、定番の味として親しまれています。
「菜脯」とは、大根を細かく切って乾燥させたものを指します。台湾では、この菜脯を使ったさまざまな料理が存在しますが、中でも「菜脯蛋」は非常に人気があります。切干大根のしょうゆ風味ときくらげの食感が絶妙に組み合わさったこの料理は、シンプルながらも深い味わいが楽しめます。また、菜脯は保存がきくため、常備食材としても重宝されています。
ワンポイント
切干大根は、しっかりと戻すことで柔らかくなり、料理に使用しやすくなります。また、きくらげは硬い部分を取り除いてから使用することで、より美味しく仕上がります。
レシピ
材料 【2人分】
- 切干大根:10g
- 乾燥きくらげ:3g
- 葉ねぎ:3本
- コーン:50g
- 卵:2個
- 酒:小さじ2
- しょうゆ:小さじ2
- こしょう:少々
- ごま油:適量
作り方
- 切干大根はパッケージの表示通りに戻し、水けをしぼってざく切りにする。乾燥きくらげは表示通りに戻し、硬い部分をとってせん切りにする。葉ねぎは小口切りにする。
- 卵を割りほぐし、(1)の葉ねぎ、こしょうを加えて混ぜる。
- フライパンにごま油(大さじ1)を熱し、(1)の切干大根、乾燥きくらげ、コーンを入れて炒め、酒としょうゆで味付けする。
- 粗熱がとれた(3)を(2)に加えて混ぜる。
- フライパンに多めのごま油を熱し、(4)を流し入れてざっくりと混ぜ、両面を色よく焼く。食べやすく切って器に盛る。
「菜脯蛋」は、そのシンプルな材料からは想像できないほどの深い味わいが楽しめる料理です。台湾の家庭の味を、ぜひ皆さんのテーブルで再現してみてください。次回も、台湾の美味しい料理をご紹介しますので、お楽しみに!