【料理・グルメ】台湾のレシピノート 第4回:家庭で作る蛤蜊湯(グーリータン)
台湾の家庭料理を通じて、台湾の味と文化をさらに探求していくこのシリーズ。第4回目は、風味豊かでヘルシーな「蛤蜊湯(グーリータン)」を紹介します。これは、はまぐりと冬瓜が出会う、美味しさと健康を兼ね備えた台湾のスープです。本来であれば確かにはまぐりなのですが、今回はあさりを使ってレシピを紹介します。
台湾のスープ文化
台湾料理の魅力の一つは、多彩なスープのバリエーションです。台湾のスープは、新鮮な食材を使用し、薬膳の考え方に基づいて調理されています。そのため、味は軽やかで、体に優しいものが多いのが特徴です。今回紹介する蛤蜊湯も、その一例で、健康に配慮したスープと言えるでしょう。
材料(2人分)
- 冬瓜 1/4個
- あさり 1箱
- 千切り生姜 5枚
下準備
- あさりは事前に塩水に入れて砂抜きを行い、殻を擦ってきれいに洗います。
作り方
冬瓜1/4個を種を取り、皮をむき、好みの大きさに切ります。
冬瓜の切ったものと千切り生姜5枚を土鍋に入れ、お水を入れて材料をほんのり浸るくらいの量にします。
フタをして、20分くらい弱火で煮込みます。この段階では冬瓜と生姜だけです。
20分後、あさり1箱を追加し、少し水を足して再び加熱します。
あさりが火が通ってきたら、味を調整するために塩を好みの量で加えて出来上がりです
ポイント
- あさりは最初から入れず、あとに加えることで、あさりの身が硬くなりにくく、より美味しく仕上がります。
- 冬瓜のワタや皮も捨てずに一緒に煮込むことで、漢方薬における冬瓜の薬効を取り入れます。
- 台湾のスープは通常、味が薄めです。物足りないと感じたら、鶏ガラの素を加えて、より美味しさを引き立てましょう。
台湾のスープ文化を楽しむ
蛤蜊湯は、台湾の伝統的なスープ文化を体験できる一品です。軽やかで風味豊かなこのスープは、健康的で美味しい食事を楽しむための素晴らしい選択肢です。台湾の料理を通じて、新たな味覚の冒険をお楽しみください。次回は、さらに別の台湾の家庭料理を紹介しますので、お楽しみに!