【文化】台湾台北の公立幼稚園はどんなところ?実はいいところづくし?!日本と違うところも
台湾の中でも台北は特に建物が密集していますし、土地がなく私立の幼稚園はとても狭い敷地なことが多いです。
また、費用もとても高い、、、
しかし、英語や他の言語教育が熱心であったり、先生が多かったりと費用が高いからこそ期待できる部分も多いのですよね。
そんな中、我が家は公立幼稚園に通っています。
一番は費用面から。私立の高額さに耐えられないのが正直なところ。
また、例え教育面がゼロであったとしても公立幼稚園でのびのびすくすくと今しかできないことをして生活してほしいという思いからです。
しかし、公立に行きたくても簡単ではありません。
日本の受験のように、決まった日にたくさんの子供が行きたい公立幼稚園に各自エントリーし、抽選。
当選した人がやっと通えるという狭き門。
日本人のいるご家庭は、みなさん私立に通わせている方がほとんどです。やはりさまざまな言語を学べたり学習面の考慮が多いですね。
そんな中、今回の記事は
台湾の公立幼稚園はこんな感じ!
というご紹介としてメリットデメリットでお伝えしたいと思います。
※公立幼稚園は公立小学校の中にあります。
まず、メリットから。
・大きな校庭、運動場がある(我が家の通う幼稚園は、小学校の地下に幼稚園専用の地下の遊び場があり)
土地のない台北でも、小学校にはしっかりと校庭や中庭があります。
私立の幼稚園では難しい校庭の確保が公立だと必ずでき、のびのびと運動、校庭遊び、遊具遊び、中庭遊びが楽しめます。これは大切な環境だと思います。
・小学校の行事に参加できる
運動会、文化祭など、お兄さんお姉さんと一緒に参加できます。
文化祭は金券をもらえて小学生が開くお店でお買い物できるのがたのしい!
・保護者ボランティアや寄付金も頭数が多くなるのでこどもの日やイベント時のプレゼントが豪華
・環境に慣れた状態で小学校に入学できる
幼稚園は小学校の一階にあるので、卒園し小学校に入学しても、全く新しい環境ではなく馴染みのある場所なので、親子共々不安が少し減る気がしますね。
・給食が校内手作りでアツアツで美味しい
また、台湾の幼稚園ならではの話になりますが
日本では年少、年中、年長とクラスが年齢ごとに分かれています。
台湾の公立幼稚園は、年齢ごとではありません。
30人クラスで、その内訳は
・3歳10人
・4歳10人
・5歳10人
年少年中年長さんみんなが集まって一つのクラスになるのです!
これにはびっくりしました。
その理由としては、助け合い、励まし合いなどを自然と覚えていくための環境づくりだそうです。
娘が年中で入園した当時、かなり泣いて泣いて大変だったのですが、年長のお兄さんお姉さんにたくさん励ましてもらっていました。
おトイレの時間も助け合って、お昼寝の用意や片付けも助け合って、そのお世話になったお兄さんお姉さんとの別れも経験して、、
生活の中でたくさんの学びが自然とあるのは本当に素敵です。
そして、学習面についてですが
基本的に公立は中国語などの語学面や勉強の授業はないとされています。
その代わり、毎月毎週のテーマがありそのテーマに沿って生活面健康面道徳面創作面さまざまな面から学習できるように先生方が頑張ってくださいます。(各クラスに2人体制)
ただ、我が家の通う公立幼稚園では台湾のアイウエオ(注音)の宿題が出たり、曜日で使う1-5の漢字を覚えたり年長さんは自分の名前をフルネームで書けるようにといったフォローがあったのでとても感謝しています。(台湾は名前も難しい漢字ですからね、、、)
デメリットとしては
・私立に比べて勉強面が少ない
・倍率が高いので入りにくい
・旅行行事はバスの座席数の関係からボランティア数名しかいけず、親子参加ではない
この程度だと思います。
日本と1番の違いは、やはりクラスの内訳ではないでしょうか。
先生はさまざまな面で3種類も難度別に準備する必要があり大変だと思いますが、子どもたちが学ぶことはとても多く素敵だなと感じています。
まだまだたくさんありますが、今回は上記のメリットデメリットで終わりたいと思います。