【文化】この季節の風物詩!春の台湾は道端にニンニクがいっぱい!台湾家庭の必需品です
4月に入り、台湾はすでに夏日となっています。
クーラーを解禁された家庭も多いようですね。
今年は雨が少ないので日差しも強く、比較的カラッとした気持ちの良い春となりました。(期間は少ないですが今年は春がありましたね!)
そんな4月から5月にかけて、台湾の街中で見られる光景があります。
それは、道端ニンニク干し!!!!!!
収穫時期を迎えるこの季節に、新鮮なニンニクを大量に購入し、乾燥させて長期保存する家庭がとても多いです。
普段販売されているニンニクはすでに半分ほど干してあるものが多いので値段も高めですが、生のをこの季節に買っておけば、安く長期で保存できるのでとてもお得ですし便利です!
日本人は、料理をする時にすでに加工されたチューブを使う方が多いような気がしています。
もちろんニンニクを買って使われる方もいらっしゃると思いますが、我が家もチューブ派でしたし、個人的な感想ではかなり少ない印象ですね。
それに比べて、台湾は日常的にニンニクを利用します。
全ての料理に入っているのではないかというくらいニンニク尽くし!!!ソースにもニンニク、茹で野菜にもニンニク、お肉ももちろんニンニク、、、
家庭料理を見てみると、入っていない料理の方が少ないくらいです。
そのため各家庭のキッチンには必ずないと行けないものなのです。
そのため、ここ最近はたくさんの方が道端にニンニクを放置して乾燥させています。
床に直置き、鉄板の上に直置き、誰かの自転車のカゴに、バイクの上に、、、
ぶら下げるよりは、広げて均等に乾燥させる感じですね。
台湾では、生のニンニクを「濕蒜」
乾燥させたものを「乾蒜」と呼びます。
濕蒜は
・安い
・味は辛め
・すぐに芽が出てくる
・2.3週間しか持たない
・お酒に漬けたり酢に漬けたりして使う
乾蒜は
・高い
・味はまろやか
・芽が出ない
・数ヶ月保存可能
・料理に使用
ということで、基本的に必ずこの乾燥させるという工程が必要なわけですね。
2週間干して半乾燥状態となるので、1か月は乾燥が必要
または乾燥機でも、10-20日は必要になります。
もし、野外でなくベランダや室内など日当たりや湿度が高めな場所に干す場合は2-3ヶ月かかることになります、、、
干しながら使っていく感じが理想でしょうか。
しかし、外だとあまり感じない臭いですが、室内に干すと結構においが気になります。
以前、妊娠中に家族がザルに入れたニンニクを室内の日当たりの良い場所に置いていたため、わたしは即体調不良に。
お願いして当日中すぐに撤去してもらった思い出があります。
できるなら外に置けたらいいですよね。
また、道端にみんなが各々放置して干している光景を見ると、安全だからこそ、治安が良いからこそできることだろうなと感じてほっこりしたりもします。
今の季節しか見られないニンニクまみれなこの景色
台湾の春の風物詩でした!