千と千尋の世界観?「肉圓」バーワンは台湾人でも苦手なたべもの?
肉圓(ロウユェン)とは、バーワンと呼ばれるさつまいも粉(白玉粉)や片栗粉と水で蒸されたブヨブヨの皮の中にひき肉とタケノコなどの混ざった具材が入っている台湾グルメです。
千と千尋の神隠しの最初に、お父さんお母さんがブヨブヨしたものを食べて豚になってしまったシーンがありますが、その食べ物が「台湾のバーワンではないか!」と騒がれていたのは有名な話ですよね。
結局、制作側は否定していますのでバーワンではなかったものの、その件で一気に知名度が広がったのは確かです。
台湾の中部、彰化の名産で、作り方はざっとこんな感じ。
ひき肉、タケノコ、椎茸など好きな具材を入れてしょうゆ、胡椒、砂糖、八角、五香粉、ニンニクなどで味をつける
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さつまいも粉(白玉粉)、片栗粉、水を1:1:1の割合で混ぜて生地を作る
手で混ぜる
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小さい耐熱皿に生地を敷き、上に具材を乗せてまた生地で包む
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10分ほど強火で蒸す
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透明な生地になれば蒸したバーワンの完成!
好きなタレをつけていただく
また、ここからさらに油で揚げるタイプのバーワンもあります。
作り方やレシピは本当にそれぞれという感じですね。
北部は、比較的蒸したタイプのバーワンが多い気がします。
こんな感じで、生地はもちもちブヨブヨで伸びます。
ザ炭水化物!な料理ですよね。
中のお肉には八角や五香粉が混ぜ込まれているため、香りがかなりきつめなのが特徴。
台湾が初めてという方には厳しいかもしれません。
また、ソースとパクチーをかけるのでパクチーが苦手な場合はわたしのように先に店員さんに要らない旨伝えるようにしましょう。
真ん中を切ってくれるお店もあります。
台湾では、これだけを好んで食べる人はあまりいないという印象ですね。
カロリーが高いのにお腹いっぱいにならないので、コスパの問題は必ずあると思います。
ただ、彰化旅行では必ずみんな本場のバーワンを味わいます。
私も、来年必ず行けたらと考えています。
日本人にとって少しクセの強い台湾グルメですが、八角好きな方やチャレンジしてみたい方はぜひ味わってみてください。