〇〇を買うのに行列数時間?SNSは緑の皮を頭に被った写真一色に?台湾中秋節の不思議②
昨日は、台湾の中秋節バーベキューについてお伝えしました。
実は、他にも中秋節を楽しむイベントがいくつかあるのです…
まず、日本では十五夜といえばお団子。
月見団子をいただきますよね。
台湾では、その位置付けとして「月餅」があります。
台湾式の月餅は蛋黃酥(ダンホァンスー)というタイプが多く、白めのパイ生地にあんこや芋などの餡、その中にしょっぱい黄身が入っています。
中国式の茶色い見た目のツヤツヤした月餅もありますが、比率でいえば台湾式の月餅を食べる機会の方が多いと感じます。
パイナップルケーキなどでお馴染みの台湾式のお菓子屋さんは、恐ろしいほどに長蛇の列が。
数時間列ばなければいけないので、親族や知人、仕事の関係者などに月餅を贈る文化は苦労を伴い大変ですね。
他には、文旦という緑の皮の大きなフルーツがあり、この季節スーパーや市場は文旦でいっぱいに!!
中秋節といえば文旦!
幼稚園でもいただいて帰るほどです。
しかも、みかんの皮を剥くように花のような形で剥けば、帽子サイズのため頭に被るとあらちょうど!
この時期のSNSでは、文旦の皮を被った写真でいっぱいになります。
特に子どもたちは必ずですね。
また、文旦の皮に落書きをしたり、絵を彫ったりと芸術作品になったりもします。
他にも、中秋節の季節に各自治体のイベント行事が行われたりします。
(こちらはまたいつか記事にしたいと思います)
バーベキューをして、文旦でひと遊びし食べて皮を被り、月餅を贈ったり食べたり。
みんなでワイワイと季節を感じられる素敵なイベントですね。
今年は9/10土曜日となっているので、一人一人がコロナ禍の特例をしっかりと守りながら、楽しく安全に過ごせることを願います。