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【料理・グルメ】台湾のレシピノート 第10回:家庭で作る鍋貼(クオティエ)

【料理・グルメ】台湾のレシピノート 第10回:家庭で作る鍋貼(クオティエ)

台湾のストリートフードは、その多彩な種類と美味しさで知られており、その中でも鍋貼(クオティエ)は多くの人々に愛されています。シンプルで飽きのこない味わいが特徴で、家庭で手軽に作れる一品です。今回は、台湾風の鍋貼の作り方を紹介します。

台湾のストリートフードの魅力

台湾のストリートフードは、豊かな食文化の証であり、地元の人々にとっても観光客にとっても魅力的です。鍋貼もその中で一つで、中華料理の要素を取り入れた美味しい点心(ディムサム)として楽しまれています。

材料(36個分)

  • 強力粉、薄力粉 各100g
  • 熱湯 140cc

あん

  • 豚バラ肉(薄切り) 300g
  • 長ねぎ 1本
  • こしょう 少々
  • しょうが汁 小さじ1
  • 酒 大さじ1
  • しょうゆ、甜麺醤 各大さじ1+1/2
  • ごま油 大さじ1

打ち粉、とろみ用薄力粉、油

手順

  1. 生地を作る

    • ボウルに強力粉と薄力粉を合わせ、熱湯を一度に注ぎ、箸で混ぜ合わせます。
    • 手が触れるくらいに冷めたら、手でよくこね、粉と水分が均一に混ざり、滑らかな生地ができるまで、約30分寝かせます。
  2. 皮を作る

    • 打ち粉をまぶしためん台に生地を取り出し、手で少しこねて楕円形にまとめ、3等分して約25cmの棒状にのばします。
    • 生地を90度ずつ回転させながら、2cm幅に切り、1本を12個に切り分けます。
    • 生地を手で丸くつぶしてから、めん棒で直径8~9cmの円形にのばします。
  3. あんを作る

    • ボウルに細かく切った豚肉を入れ、こしょう、しょうが汁、調味料、ごま油を順に加え、その都度よく混ぜます。最後に長ねぎのみじん切りを混ぜます。
  4. 包む

    • 皮の中央にあんを等分してまとめて横長にのせ、中央を合わせて指でつまんでとめます。
  5. 焼く

    • フライパンに油を少量ひき、鍋貼同士がくっつくようにしっかりと並べます(6個ずつ2列に並べると焼きやすいです)。
    • 強火で底にこんがりとした焼き色をつけます。
    • 水1/2カップを加え、ふたをして2~3分間蒸し焼きにします。火加減はここまでは強火で行います。
    • とろみ用の薄力粉大さじ1をぬるま湯1/2カップで溶き、1/3量を周囲から注ぎ、ごく弱火にして蒸し焼きにします。
    • 水分がなくなり、鍋貼の底がパリパリに焼け、フライ返しで簡単にはがれるようになれば完成です。 

鍋貼の魅力は、その多彩な具材と調理法にあります。一般的な具材には、豚肉、牛肉、エビ、野菜、キノコなどがあり、さまざまな味わいが楽しめます。また、皮はパリッと焼かれ、中身はジューシーでモチモチとした食感が口に広がります。

鍋貼は世界中で愛され、さまざまなバリエーションが存在します。特に日本では、ギョーザとして親しまれ、醤油や酢醤油、ラー油などと一緒に楽しむことが一般的です。
(ちなみに、焼餃子と鍋貼の違いは、餃子は具を包んでいるけど、鍋貼は上だけ引っ付けたような状態で完全に閉じてはいないんです。)

この料理は、家庭で手作りする楽しさもありますが、専門の店舗で味わうのもまた一興です。鍋貼を食べると、その香りと味わいが、遠くの中国の風景や文化を感じさせてくれるかもしれません。要するに、鍋貼は、美味しさだけでなく、食文化や歴史とも深いつながりがある料理と言えるでしょう。

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