【料理・グルメ】台湾のレシピノート 第18回:家庭で作る葱油餅(ツォンヨゥピン)
台湾の屋台料理として知られる「葱油餅」。この料理は、台湾だけでなく中国全土で愛されている伝統的な料理です。薄く延ばした小麦粉の生地を何層にも重ねることで、パイのような層状の食感を持ち、外側はさくっと香ばしく、中はもっちりとした食感が楽しめます。シンプルな材料で、家庭でも手軽に再現できるのが魅力です。
葱油餅は、その名の通り「葱」と「油」が主役の料理です。葱は、アジア料理に欠かせない食材であり、香りや風味が特徴的です。特に台湾料理においては、多くの料理に葱が使用されることから、台湾の家庭のキッチンには常備されていることが多いです。また、油を使用することで、葱の風味を引き立てるとともに、食感にコクと深みをもたらします。この組み合わせにより、シンプルながらも深い味わいの料理が完成するのです。
ワンポイント
フライパンで焼く際に、生地を左右から押して挟むようにすることで、生地の層がほぐれ、ふんわりとした食感に仕上がります。また、強力粉と薄力粉を混ぜて使用していますが、中力粉があれば、全量を中力粉で代用することも可能です。
レシピ
材料 (2人分)
- 強力粉:50g
- 薄力粉:50g
- 湯:40cc
- 水:30cc
- 青ネギ:2~3本
- 塩:ひとつまみ
- サラダ油:小さじ1
- ごま油:小さじ2
作り方
- 強力粉、薄力粉、塩をボウルに入れ、熱いお湯を入れて混ぜる。その後、水を加えて混ぜ、まとまるまでこねる。
- 生地を2つに分け、打ち粉を振った上で麺棒で薄く伸ばす。
- サラダ油を塗り、刻んだ青ネギと塩を散らし、生地を巻く。
- 巻いた生地を渦巻き状にし、さらに麺棒で薄く伸ばす。
- フライパンにごま油を入れ、両面を焼く。焼き色がついたら、生地の両端を挟んで焼き上げる。
- 食べやすい大きさに切り分けて完成。
葱油餅は、そのシンプルな材料からは想像できないほどの深い味わいと食感の楽しさがあります。家庭での再現も手軽なので、ぜひ一度作ってみてください。台湾の味を、手軽に楽しむことができるでしょう。