【料理・グルメ】台湾のレシピノート 第28回:家庭で作る肉圓(バーワン)
台湾の屋台文化は、その多様性と独特の味わいで多くの人々を魅了しています。その中でも「肉圓(バーワン)」は、もっちりとした食感と濃厚な餡の組み合わせが特徴的な料理として知られています。ひき肉やたけのこが入った餡をでんぷんの粉で包み、蒸し上げることで、その独特の食感が生まれます。今回は、この肉圓(バーワン)の家庭での作り方をご紹介します。
肉圓(バーワン)は、台湾の伝統的な屋台料理として知られていますが、その起源や歴史には諸説があります。一説には、清代の時代に軍人や労働者の間で流行した簡易な料理として始まったとも言われています。また、肉圓の「圓」という文字は、円形を意味する言葉として使われており、その名の通り円形のもちもちとした食感が特徴です。特に、肉圓の中には、豚ひき肉やしいたけ、たけのこなどの具材が詰まっており、その濃厚な味わいが多くの人々に愛されています。
ワンポイント
肉圓を楽しむ際のポイントは、生地のもちもちとした食感を活かすこと。具材の選び方や調味料のバランスも重要ですが、生地の食感がこの料理の魅力を引き立てます。また、たれやパクチーをトッピングすることで、さらに風味豊かに楽しむことができます。
レシピ
材料 【2個分】
- ☆肉だね
- 豚ひき肉:150g
- しいたけ:1個
- たけのこ[水煮]:50g
- 酒:大さじ1
- しょうゆ:大さじ1/2
- 塩こしょう:少々
- ごま油:小さじ1
- ★生地
- わらび粉:100g
- 片栗粉:50g
- 米粉:50g
- 水:300cc
- ○たれ
- ケチャップ:大さじ3
- しょうゆ:大さじ1/2
- オイスターソース:小さじ1
- 豆板醤:小さじ1/2
- おろしにんにく:小さじ1/2
- 砂糖:小さじ1/2
- 仕上げ
- パクチー:1/2袋(20g)
作り方
- しいたけは根元を切り落とし、かさと軸に分けて粗みじん切りにする。たけのこも粗みじん切りにする。パクチーは2cm幅に切る。
- ボウルに☆の材料を混ぜて肉だねを作る。
- 別のボウルに○の材料を混ぜてたれを作る。
- 鍋に★の材料を混ぜ、中火で熱しながら粘りが出るまで加熱する。
- 耐熱性の器に生地を1/4量入れ、肉だねを1/2量入れる。生地を1/4量入れて肉だねが隠れるようにする。2個作り、蒸し器に並べる。
- 鍋に湯を沸かし、蒸し器をのせて強火で10分ほど蒸す。
- 肉圓を取り出し、たれをかけてパクチーをのせる。
肉圓(バーワン)は、その独特の食感と濃厚な餡の組み合わせで、台湾の屋台文化を代表する料理の一つです。家庭での手作りに挑戦することで、本場の味を再現することができます。是非、このレシピを参考に、台湾の伝統的な味を楽しんでみてください。