【料理・グルメ】台湾のレシピノート 第31回:家庭で作る麻辣火鍋(マァラァフオグオ)
台湾の冬の風物詩といえば、麻辣火鍋(マァラァフオグオ)です。寒い季節にぴったりのこの料理は、辛さと香り高いスープが特徴で、家族や友人と囲むには最適な料理です。今回は、この麻辣火鍋を自宅で簡単に作る方法をご紹介します。辛いもの好きな方にはたまらない、本格的な味わいを楽しんでみてください。
麻辣火鍋は、その名の通り「麻(マー)」と「辣(ラー)」の二つの味わいが特徴です。「麻」は花椒(ホアジャオ)の独特のしびれるような風味を、「辣」は唐辛子の刺激的な辛さを表しています。この二つの味わいが絶妙に組み合わさり、寒い日に体を温めるのに最適な料理となっています。
台湾の麻辣火鍋は、四川料理の影響を受けていますが、台湾独自のアレンジが加わっています。特に、花椒の使用量や種類によって、火鍋の「麻」の度合いが変わります。台湾では、花椒の香りを楽しむために、油で炒めてからスープに加えることが多いです。また、台湾の麻辣火鍋には、豆腐や海鮮、様々な野菜が入ることが一般的で、具材のバリエーションも楽しめます。
ワンポイント
麻辣火鍋の鍵は、スープの味わいです。辛さと香りをしっかりと出すためには、花椒(ホアジャオ)や唐辛子などのスパイスを適量使うことが重要です。また、具材はバラエティ豊かに用意し、食べる楽しみを増やしましょう。
レシピ
材料(4人分)
・鶏ガラスープ 1.5L
・花椒(ホアジャオ) 大さじ1
・唐辛子(乾燥) 10本
・ニンニク 4片
・生姜 1片
・長ネギ 1本
・豆板醤 大さじ1
・醤油 大さじ2
・酒 大さじ2
・砂糖 小さじ1
・塩 小さじ1
・水溶き片栗粉 適量
・具材(豆腐、白菜、エノキダケ、牛肉スライス、海鮮類など)
作り方
- 鍋に鶏ガラスープを入れ、中火で温めます。
- 別の鍋で花椒、唐辛子、ニンニク、生姜、長ネギを炒め、香りを出します。
- 炒めたスパイスをスープに加え、豆板醤、醤油、酒、砂糖、塩を入れて味を整えます。
- 具材を用意し、火鍋に入れて煮込みます。水溶き片栗粉でとろみをつけます。
- 具材が煮えたら、火鍋を囲んで楽しみます。
自宅で作る麻辣火鍋は、寒い季節の夜を暖かく彩る最高の料理です。スパイスの効いたスープと、好きな具材を組み合わせて、台湾の冬を感じてみてください。次回も、新しい台湾のレシピをご紹介します。お楽しみに!