食べ物の袋を閉じて手に提げられるピンクのビニール紐の正体と台湾の冷凍庫事情!?
ここ数年はコロナ禍のため、食事の持ち帰り、外帶(ワイダイ、テイクアウトの意味)がどの国でも多くなったと思います。
しかし、台湾では以前よりテイクアウト文化であるため、あまり大きく変わることはなかったように感じます。
今回は、台湾生活でのとても便利なグッズを紹介したいと思います。
それは、邦提圈 綁提圈と呼ばれるピンク色のビニール紐なのですが、ご存知でしょうか?
日本でいう輪ゴムのような存在なのですが、輪っか状のビニール紐で、主に食品を入れたプラスチック袋の口を絞め閉じて、さらに手で持てるという便利グッズ!
台湾では、なんでもプラスチック袋に入れて、それを客側はそのまま持ち帰ります。
例えば、上記のように紅茶、豆乳などのドリンク系(お弁当屋さんのサービスのドリンクに多い)
豆花や氷などのスイーツ系
麺料理やスープなど。
重たいものほどよく口が絞まるので、軽いものは袋自体を結んでくくり、水分系をこの紐を使ってくくり手で持ち帰るという形です。
ただ、重すぎる麺料理などはカップをつけてくれるところもあるのでその点安心ですよね。
麺料理の多くは、麺が延びないようにとスープと麺を分けて入れてくれるところが多いです。
この紐、日本でいう輪ゴムのように、なぜか自宅にどんどん溜まっていく…
でも、とても使い勝手が良いので、わたしも日々愛用しています。
実は、台湾の家庭の冷凍庫と日本の家庭の冷凍庫をチェックすると、大きな違いがあります。
それは、日本人はチャック付きの密封袋を使用し冷凍物を保存している方が多いと思います。
台湾人は、テイクアウト時のように、プラスチック袋にこのピンクのビニール紐を使って口を絞めて冷凍物を保管しているのです。
チャック付きの密封袋であれば比較的薄くなり、サイズも均等で見た目もとても綺麗に保管できるのですが、プラスチック袋に入れて保管をすると、各自サイズは丸みを帯びていてバラバラ。
そのため不安定にも関わらずテトリスのように隙間を埋めて上に上に積んでいき、気づけば冷凍庫がぱんぱん。どこに何が眠っているかわからない。こんな冷凍庫事情は台湾ではごく当たり前の光景です。
我が家も、気づけばチャック付きの袋ではなく台湾では欠かせない食品用の耐熱プラスチック袋を購入し、テイクアウトで持ち帰ったビニール紐を使って冷凍物を保管するように…
また、生ゴミなどもこれで縛って蛇口に掛けて置いたり、有料ゴミ袋がパンパンで手提げ部分が使えない状態の時にこのビニール紐で手提げ部分をつなげたり。
ちょこちょこ使えるシーンがあるので、輪ゴムと同じようにみんな溜めてしまうのですよね。
最後に、この紐を使った閉じ方は何種類か方法があるのですが、覚えれば簡単ですので、ぜひ現地でチェックしてみてください。