台湾ソーセージ香腸(シャンツァン)が生のニンニクと一緒に食べられる理由は?
みなさまは香腸(シャンツァン)を食べたことがありますか?
日本では、ウィーン式と言われる細めで皮がパリッとしたウインナーや、ドイツ式に似たしょっぱめの味が好まれていますし、おかずとしても不動の人気ですよね。
その感覚で、台湾のソーセージを食べると最初は誰もが必ず驚くと思います。
理由は、甘みが強いからです。
たしかに後から塩辛い味もするのですが、一番最初にガツンと慣れない甘さがくるので苦手な日本人の方も多いのは事実です。
皮も、パリッとはいかず硬く分厚め。
そんな台湾ソーセージですが、もちろんポピュラーな食べ物!たくさんの屋台が存在し、スーパーでも冷蔵商品として販売されて自宅で焼いて食べることも可能です。
ただ不思議なのは、どの香腸の屋台にも必ず生のニンニクが置かれていること。
また、無料で取っても良いこと。
理由は、台湾では右手に香腸を持ち左手にニンニクを持ち、交互に食べるのが王道の方法であるからです。
筆者はニンニクを多く摂取するとお腹を壊すので一緒に食べたことはありませんが、周りはみんな右手に香腸左手にニンニクスタイルです!
ではなぜニンニクと一緒に食べるのか、ニンニクを無償提供してもらえるのか…
それは、美味しいからだけではなく、食べ合わせの問題が一番大きいと言えるでしょう。
ソーセージは亜硝酸塩を含んでいるといわれ、その成分は発がん性物質を作り出すことを助ける可能性があるのですが、ニンニクはさまざまな成分が発がん性物質に変化するのを防ぐ役割を果たしてくれるため、体のことを考えた食べ合わせとなっているのですね。
(ただ、ニンニクは刺激が強いため胃腸が弱い方は生でたくさん食べることは控える方が良いです。)
さまざまな観光地や地元に根付いた夜市、屋台街などでは必ず目にする香腸。
いちご狩りの記事でも登場したいちご味ソーセージのように、ご当地のおもしろい味も多く、見つけるとついつい買ってしまいます。
みなさまも台湾ソーセージに出会われた場合は、甘さを覚悟し、ぜひニンニクと一緒に召し上がってみてください。